水槽の話題を出すと、診察中泣いていた子が泣き止みます ~小島医院さま

埼玉県越谷市にある『小島医院』さまに、キューティーシリーズT-C600海水魚水槽を設置させていただきました。

お客さまの声

診察の不安を和らげる“海の処方箋”
白い靴下の海老が子どもを笑顔に

小島医院の外来待合室に小さな水槽が入った。中には珊瑚が置いてあり、10数匹の魚や海老が所狭しと泳いでいる。アニメで有名なニモこと、カクレクマノミが数匹、イソギンチャクの中に入ったり出たり、気持ち良さそうだ。他の魚の名前は知らない。黄色で横に線が入った、口がトンがった中型の魚、白く茶色の線が入ったもの、大小さまざま。海老なんかは、白い靴下を履いているものもいる。
皆、場所取りに忙しい。
小さな子供達は、待合室に入ると水槽のガラスを覗き込み、ガラスを手のひらで叩き出す。魚達に意地悪をしているのではない。ガラスにおでこを付けたまま奇声を上げ、喜んでいる。
お年寄りは、遠くから眺めている。その目はなぜか優しげで、目で魚の動きを追っている。時にフット立ち上がり、水槽に近付き何かを確認し、席に戻る。
子供達にとって診察は、一種の恐怖である。しかし、外来の途中でも、水槽の中の魚達の話題を出すと、泣いていた子が一瞬泣き止む。「じゃ、白い靴下を履いている海老を探しておいで。」そう言うと、挨拶もソコソコに待合室に飛び出して行く。メンテナンスも餌やりも全て人まかせ。もう一種類、魚の名前を覚えるか。

小島洋一